標高1982mの石鎚山は、愛媛県にそびえる西日本最高峰。四国山地の主峰であり、古くから山岳信仰・修験道の霊山として崇められてきました。最高点は「天狗岳」と呼ばれる岩峰で、鋭く切り立った稜線が、信仰の山にふさわしい峻厳さを湛えています。
石鎚山を象徴するのが、岩場を直登する名物の「鎖場」。試しの鎖から一の鎖・二の鎖・三の鎖へと続く長大な鎖は、他の山では味わえない独特の登拝体験です(鎖場を迂回する巻き道も整備されています)。頂上からは、瀬戸内海や四国山地の大パノラマが広がります。
新緑から紅葉まで長く楽しめ、とりわけ秋の彩りは見事です。西日本の名峰として、信仰の歴史と岩稜の高度感を一度に味わえる一座です。