標高1721mの利尻岳(利尻山)は、北海道・利尻島にそびえる独立峰。周囲をぐるりと海に囲まれ、海抜0mの海岸線から一気に頂へと立ち上がる姿は、日本百名山のなかでも屈指のスケールを誇ります。端正な円錐形の山容から「利尻富士」とも呼ばれ、礼文島や稚内から望むシルエットは、北の海に浮かぶランドマークです。
花の名山としても名高く、固有種のリシリヒナゲシをはじめとする高山植物が、夏の稜線を彩ります。海から吹き上げる風と、眼下いっぱいに広がる日本海の大展望は、島の山ならではの体験。晴れた日には利尻島の全景から、遠く北海道本島までを一望できます。
登山のベストシーズンは、高山植物が咲きそろう6月から9月。標高差の大きい登りごたえのあるルートが中心で、早朝発の計画的な行動が基本となります。日本最北の百名山として、一度は訪れたい憧れの一座です。